2014年5月30日金曜日

初イカ忘るるべからず

春が来てずいぶんと経つ。
4月5月と3回ずつくらい船を出した。


それぞれ、何か釣れればいいなー的な釣り方で
沢山の種類の魚が釣れた。

スッテに鶏のササミでイイダコ。
サビキでアジ、ヒイラギ、イワシ、フグ。
フカセでクロ、ベラ、チャリコ、フグ。
ブラクリでアラカブ、メバル、フグ。
天秤底狙いでキス、メゴチ、フグ。
などなど。しかし何やってもフグ釣れるなあ。

波止で釣るよりも沢山の魚達と出会った。これがボート釣りの楽しいところ。
しかしもちろん欲も出てくる。
出来れば真鯛、スズキ、ヒラメも釣ってみたい。
何れも陸っぱりで釣った事は有るのだが、やはり食べて美味しいやつを
ボカスカ釣り上げたい。
その為には、ポイントや時間帯、仕掛けなどもそれに合わせて
工夫しなければいけないし、狙いを絞らないといけないのだろう。


当たり前の事だが、釣具屋に行けば色んな魚用の針や仕掛けが売っている。
古来より日本人は狙う魚種に合わせて仕掛けを開発するのだ。他国の人から見たら「病的」と言える程に。

五目的な仕掛けで簡単に狙いの魚が釣れるなら、みんなそうする。
ポイントなど何も考えずにどの場所でも釣れるなら、みんなそうする。
手漕ぎで行ける距離で釣趣に長け食味もいい魚が釣れるなら、誰も遊漁船に高いお金を払って乗らない。遠征にも行かない。

少しだけ釣りのレベルを上げたい。
釣りたい魚が有るならば、その魚の性質を調べ
より釣りやすい仕掛けを導入するのだ。
子供の頃に鯉が釣りたくて、夏休みのほとんどを使って
ミミズのウキ釣り〜ぶっ込み釣り〜多針の吸い込み団子釣りと
追いかけた時の様に。
何かが釣れるのはとても楽しい事だが、釣りの醍醐味は

釣り分ける

ことにあると僕は思う。

まずは魚群探知機を導入しよう。せめて底の地質が知りたい。
それによりポイントの選定がより正確になるはずだ。

今日は初めて餌木でコウイカを釣った。とても面白かった。

エギはターゲット以外のものがかかる事は殆ど無く
狙いの獲物にアピールする部分だけをブラッシュアップし続けた
古代から伝わる釣り具だ。
日本の釣り具と先人達の知恵に感謝。