2014年11月24日月曜日

泳がせは楽し

連休は忙しいのでその前日、11/21に糸島のDへ。

日の出とともに浮かぶ。風は無し、海は凪。水温16,8~17,4℃。

この前見つけた通称アジト(アジの集合住宅)へ向かう。

ソナーボールから送られてくる魚探の画像を見ながら
水深6mから9mまで一気に落ち込む岩礁地帯へと漕ぐ。
そこが奴らの住処だ。

先月のような真っ赤っかではないけど、やはり釣れる。
サビキで15匹ほど確保し、泳がせスタート。

アジを泳がせてヒラメかスズキを釣るのが今回のミッション。

仕掛けは、いつものルアータックルに錘付きクッションゴムをつけて
17号セイゴ針をアジの口へかけるやり方。


ハリスは60cmくらい?

さあ行け。アジ1号。
水深10m。底を取ってちょっと巻き上げてスタート。

時期の割に暖かく穏やかな海。そよぐ風。遠くで聞こえるカモメの声。
とても平和な時間…


そんなの今いらねえ!

いや、たまには要るけど今いらねえ!
早くガツンと!凄いヤツを!

求めていない平和な1時間を無駄に過ごした後移動を決意。
アジもそんなに弱ってなかったので、ぶら下げたままオールを漕ぐ。
水深を見ながら砂地の中にある瀬を探していると
ボートの後部からどこかで聞いた事の有るような懐かしい音。
何だったっけ?この音?

ちりりり ちりりりり

ああ、前にもこんな海の側で

ちりりり ちりりりり

あの日は何をしていたんだっけ?あの娘といたんだっけ?うふふ

じーーーーーーーっ じりりりりーーーーーっ

ドラグじゃん!竿先海に突き刺さってるじゃん!

慌てて漕ぐのをやめてファイト開始。
うっひょー。すげえヒキだべ魚紳さーん。
ドラグを少し締めて、突っ込みは竿でこらえて
上がってきたのは はい ESO。

相変わらず嫌な顔してんなあ。
しかし、今日の泳がせ初ヒット。
この仕掛けでフィッシュイーターを引き寄せ、釣り上げる事も
出来ると証明された。
じゃあ、なぜさっきまで釣れなかったのか。
違いはボートを動かしていたかどうか。
ひょっとしてアンカリングの有無が関係有るのだろうか?

仮説:
こちらが動いた方がフィッシュイーターとの出会いの確率は増える筈。

これは間違いないだろう。居ない所でいくらやっても釣れる訳が無い。

次ぎにアジの動きを考えると、

アンカリングしている事で、アジがフィッシュイーターに見つからない物陰に
隠れ続ける事を許しているのではないか。
ボートに軽く引っ張られている事で不自由になる。
アタックを交わしにくくなり、喰われる/狙われる確率
通称 喰われ率が上がるのではないだろうか。

証明:
アンカリングせずに流し釣りへ変更。
はいすぐに答えは出ます。
アジ暴れる。竿先はピクッピクッ
魚食べる。竿先グサーっと海に突き刺さる。
俺リール巻く。魚引き上げる。

これを4回ほど繰り返す。仮説は大当たりという事が
証明された。ただ、エソを釣る確率を大幅に上げるのが
目的ではなかったんだけど。


今回のハイライトはイカが抱いてきた事。
アジが暴れるまでは同じ感じで、違うのは
竿先が抑えられたままずーっと動かないこと。
最初は海藻でも引っ掛けたかなーと思ってぐいーと
竿を煽ったけど重いまま。
ボートの真下まで巻いてくるとアジの体にしっかりと足を巻き付け
頭部の後ろ辺りを口でガジガジと食べているイカ。アオリ?
胴の長さは500mlペットボトルくらい。
こっちに気付いて離して行った。

参考画像

延髄の辺りを齧って動きを止めてから胴体を食べるつもりだったのだろう。
このアジ8号は持ち帰り。神経締めをしてもらったという事にしておこう。
次はああいうイカも掛けれる仕掛けを用意しなくては。
途中にゴムとか錘も有るのでヤエンは無理だな。孫針を工夫するか。

次回は、「ヒラメとイカを泳がせでゲットした!」をお送りします。
ただ、都合により内容を変更する場合があります。


どうなるかなあ。そもそも年内にもう1回出せるかなあ?

しかし不思議だったのは6回釣ったエソがほぼどれも同じ45~6cmだった事。
まさか同じヤツがずっと自分のボートの下を着いて来ていたんじゃ?

そうだとしたら僕はずっと1匹の魚に遊ばれていた事になる。
もしそうだとしたら…






それもまた楽し。