2013年10月3日木曜日

殺し屋の影



簡単だけど進水式。
酒屋がまだ開いていない時間だったので
コンビニで買えるお酒と、家から持って来た塩で航海の安全祈願。

ボートの準備に慣れないので、あれこれやりながら進水まで1時間近くかかる。
さて発進。よーそろー。
膝まで海に入り船を離岸させてからボートに飛び乗る。
浮かぶのは分かってたけど、いざ穏やかな湾内の水面に滑り出すと
ちょっと感動してしまう。すいーって進む。

適当なところでアンカリングして釣り開始。
魚探もないし、ポイントも分からん。釣れなければ場所を移ればいいのだ。
好きなところに。誰も邪魔しない。
サビキ仕掛けの竿を下ろして、もう一本の竿の準備をしてるところで

ガタガタ

って音がしたので振り向いたら
仕掛けを入れてた竿がぐんぐん曲がって落ちそうになってる。
あらよっとリールを巻いて
記念すべきボート一匹目はまあまあのサイズのアジ。

波止場から釣れるアジゴとはサイズが全然違う。100メートルくらいしか
距離変わらんのに。

その後はまったく釣れない時間が続き、時折思い出したようにアジが釣れた。
途中キスを追加して風が強くなる前に撤収。
だいたい福岡は午後になると北西の風が強くなります。


アジは刺身とナメロウにして、キスは衣付けてカリッと焼く。
子供食べる。美味しそうな顔をすると嬉しい。


しかし気になるのは、小魚を針に付けたまま泳がせていた時の事…
スズキでも喰ってこないかなーとぼけっと竿を見ていた。
普段はぴょこんぴょこんと竿先を曲げるだけの小魚が
急に

ビクビクン

と暴れだした。
「来やがったな 奴さん」と焦る気持ちを冷静な言葉で装っていると
いきなり竿が根元から曲がって海面に突き刺さる!
いち、にの、さんで合わせを入れるとズシン
手元に来るはずの感触が無い。


喰いついた魚はハリスをスパッと切り裂いて逃げた。



アイツが回ってきやがったか…


0 件のコメント:

コメントを投稿